ご存知の様に
14日は White day です。

お返しをしない点では私も無縁ではありますが。



今までも美柑の様な可愛い娘以外から貰ったチョコは
大抵ゴミ箱に直行でしたので、
お返しをする必要が無いのです。




そもそも こちらは欲しいなんて一言も言っていないのに
あちらが勝手に贈与しただけなので、

返さないからダメな人間呼ばわりされる覚えは正直ありませんね。


今年は倖い休日なので
大佐の様に麻雀でもしながら家に引き篭ってさえいれば
一応は安心でしょう。


1年振りに1位を目指すぞw。
初春。しかし、まだ冬の寒さが続く頃。
冷たい北風の合間に時折吹く、柔らかな南風と、暖かな日差し。
少しずつ近づいてくる春を予感させる様に、焦茶色をした木の枝に、
小さくて可愛らしい花が芽吹いてくる。
鮮やかなピンク色の花びらが1枚、また1枚と花開いていき…やがて満開の刻を迎えると、
道行く者は皆、その艶やかさに目を奪われたように足を止めていくのだ。
忙しそうに駆けてゆく者も、チラリと視線を投げかけて…
自然と顔に笑みを綻ばせる。
また、ゆっくりと花見を楽しむように眺めていく者も…
──ここに、一組。
「わあっ…!」
学校からの帰り道。
とある庭先に咲き誇った梅を目に止めた美柑は、嬉しそうに その庭の方へ駆け寄った。
「リト! 梅だよ!」
くるっと笑顔で振り返って、後ろの人物に話し掛ける。
「ああ」
リトは穏やかな笑みを浮かべて、ゆっくりと足を前に進めた。
「ここ最近、ちょっとずつ蕾から花開いていったけど…今日は暖かいから、一気に咲いたんだね」
「そうだな」
木を見上げ、笑顔満面で梅の花を見入る美柑に、リトも花に視線を留め
柔らかな口調で相槌を返す。
「…綺麗だな」
そして、手を伸ばし、そっ…と花に手を触れた。
瞳に映るのは、小さな小さな…鮮やかなピンク色をした花びら。
この季節に、人々の目を楽しめる、可愛らしい花。
また、この花が咲くと、もうじき…あの花が咲く季節に近付いていっているんだなということを
予感させてくれる。
──自分が日本に来てから、一番好きになった、とても綺麗な……
この花を見てると、その花の姿を彷彿とさせる。
「俺は…この花も好きだ」
リトは花から手を離し、ポツ…と呟いた。
が、依然、梅の花に視線を落としたまま。
その眼差しは限りなく優しい。
「『みかん』に似ているから…」
(──え?)
そう続けたリトの台詞に、美柑の胸が『トクン』と高鳴る。
(あ、あたしに似てるって…えっと……)
頬がほんのりと紅く染まり、ドキドキと鼓動は高まるけれど。
「あっちのほうが、もっと薄い色をしているけど、な…」
(──あっ)
その言葉に、美柑はリトが何のことを言っているのか…何を言わんとしたいのか悟った。
──自分ではなく、季節ごとに鮮やかに花咲く『ミカン科』のことを言っているのだ。
(そ、そか…)
美柑は顔を赤くし、地面に目線を堕として俯く。
今度は勘違いをした為に赤くなった頬を隠す様に…
「──?」
急に押し黙ってしまった美柑と何故か赤くなっているその様子に、
視線を美柑へと戻したリトは不思議な瞳で美柑を見つめるが。
(──あ…)
一刻後。
自分の先ほど言った言葉を、ゆっくりと頭の中に反復させた出てきた『答え』に、
今度はこちらも顔を紅く染めあげ、俯く様に地面に目線を堕とした。
「──そ、そっちの意味でも、いいけど……」
そして、ぼそっと一言。
「──え?」
その言葉が耳に届いた美柑は、弾かれた様に顔をあげるが。
瞬間、ぴゅうっと2人の間を駆け抜ける様に突風が吹き付ける。
けれど、冷たい北風ではなく、暖かな南風……
柔らかな、優しいキスを2人の頬に落とすように駆け抜けていき…梅の花を小さく揺らしていく。
ひと時、突風を受けたことによって目を閉じた2人は、風が収まった頃、目を開け、
…お互いの顔を、その瞳に映す。
──自然に、表情に笑みが宿る。
どちらも、まだ、ほんのりと頬を紅く染めたまま……
2人が再び道を歩き出した後。
2人を見送る梅の花も、綻ぶ様に小さくその身を震わせた。

柔らかく吹く風の中で……。


そして数時間後、この兄妹の想いは究極の愛にて通じ合う事になる―――――。

雨に詠えば

2010/03/01(Mon) 18:44 Category: 少年マンガ
雨が頻繁に降る季節。
美柑と俺は、彩南高校OB・嵐山の独演会を聴きに行く事にした。
並んで中庭を歩いていると、雨が降り出した。
ぽつぽつと、水滴が頭を打つのに気づいて、俺は慌てて傍らの彼女に声をかける。
「やばい、雨だよ。交友棟に着くまでに風邪引いちゃうぜ?…ちょっとどっかで雨宿りしようか」
返事はない。
不審に思って、彼女の方へ視線を送った。
美柑は、俺のことなど気にもしていないように、前を向いて歩き続けている。
「Doodle doo doo, doodle doodle doo doo dee ...」
彼女が華歌を歌っているのに気付いて、俺は足を止めた。
「美柑?」
彼女は返事もしない。
雨は段々量を増して、酷くなる一方だ。華歌は、やがて小さな歌声に取って代わった。
「I'm Singin' in the Rain!
Just Singin' in the Rain!
What a glorious feelin', I'm HAPPY again!...」
「…楽しそうだね?ずぶ濡れのわりに」
彼女が初めて俺を振り仰いだ。満面の笑顔で、尋ねてくる。
「楽しいよ?…楽しくないの?」
聞かれて、俺は一瞬考え込んだ。
彼女の黒髪に弾かれて散る雨粒がキラキラ光って、
すぐに返事は導き出された。
「……楽しい、かな?お前と2人きりだし」
「言うと思ったよ、お兄ちゃん♪」
美柑がにこりと笑った。
歌いながら、俺より先に歩き出す。
「The Sun's in my heart and I'm ready for love.
Let the stormy clouds chase, everyone from the place.
Come on with the rain, I've a smile on my face.
I walk down the lane with a happy refrain......」
歌い続ける彼女のスキップさえしかねない楽しそうな雰囲気に微笑みながら、
俺は追いついてせがんだ。
「…ねぇ、俺にもその歌、教えてよ」
「いいよ?一緒に歌いながら帰るのもいいね」
あ、でも、私音痴だから、またそのうちCD聞かせて…
あ、いやだ、プレイヤーは動かないのよね、どうしよう!
などと1人でなにやら考えながらブツブツ呟き出す彼女に。
俺は苦笑しながら声をかけた。
「俺には美柑流で十分だよ。」
「…正統とは違うよ?」
いい歌なのに、ちょっと不本意、と続けながらも彼女は満更ではなさそうだ。
その様子に こっちも嬉しくなるのを感じながら、俺は尋ねた。
「でも、本当に今日のお前はご機嫌だな……一体どうしたんだよ?」
こんな大雨も気にならないなんて、と続ける俺に、
美柑は芯から幸せそうに微笑みながら続けた。
「ね、この歌ってね、去年、学園祭で使った唄なの。
リトはきっと知らないよね?『雨に歌えば』っていう。…古い映画だわ」
「…それで?」
「主人公は、恋が叶った次の朝、…雨なんだけど、浮かれながらこの歌を歌って帰っていくの」
「…ふぅん。」
それとお前が何の関係があるのさ?と聞いた俺に、
呆れた人、もう忘れちゃったの?と美柑が返事をする。
「あんた、私につい一時間前、なんて言ってくれた?」
「………あ。」
思い出して。
俺は赤面した。
美柑も少し頬を染めて笑う。
「ね?だから上機嫌なの、私。雨くらいに邪魔なんかされないよ」
手を繋いで歩かない?と誘われ、俺はゆっくり右手を出した。
「……そんなに喜んでくれると思わなかったよ」
「なんでよ。…『私もずっと好きだった』って言ったでしょ?」
囁くように言いながら、こちらを向いた彼女が俺の右手を右手で受け、左手を左手で受ける。
「…これって『手を繋いで歩く』になる?」
「…歩けないかしら?」
きゅっ、と手を握った。一歩詰めると、彼女との距離はずっと近くなる。
「歩けないよ。キスはできるけどね。」
俺の軽口に、彼女は笑いながら目を閉じた。
「…じゃ、そうして。」
手を繋いで、雨粒を受けながら。
世界で一番倖せだった。


これは、俺たちの恋が叶ったまさにそのすぐ後のお話。

明日から3月です。

2010/02/28(Sun) 10:54 Category: その他
明後日は ある意味私と最もウマの合わない女性の27歳の誕生日。

職場が かなり近い為、
ばったり逢ってプレゼント請求されたら泣くかも知れません。

回避は不可能。
あの子には一生掛かっても返せない借りがありますので。



タダより高い物はない。


16年も前の話ですが、
借りは作るものではありませんね。




春も近いのに
暗い話になってしまった事を反省します。

嵐山と美柑が描く未来。

2010/02/27(Sat) 01:42 Category: 少年マンガ
ガラ…とドアが開かれてあったままの音楽室。
「あれ?開いてる…」
授業も終わり、パタパタと音楽室に向かって廊下を走っていた美柑は、
鍵がかかっている予想に反して開け放たれてあった音楽室の扉に首を傾げつつ、
そうっと中へと足を踏み入れた。
(誰も、いないよね…?)
キョロ…と教室内を見回して誰もいないことを確認すると、ゆっくりと…
ピアノの方へ歩いていき、鍵盤を叩いてみる。
『ポー…ン』
室内に響き渡った、1本の音色。
美柑は『えへへ』と嬉しそうに笑みを零すと、ガサゴソと鞄の中を探って
一枚の紙切れを取り出して椅子に座り、左手に紙を持って見ながら右手を鍵盤の上に滑らせた。
『♪、♪、♪…』
たどたどしいけれど、しっかりとした指の動き。
音色がピアノから溢れ、流れていく。
──美柑が持っている紙に書かれてあるのは…1曲の楽譜。
そして、美柑が今、一生懸命にその楽譜と睨めっこしながら弾いているのは…
以前に自分が良く聞いていた筈…の曲。
かつて、美柑の母の林檎が良く、美柑に弾いてあげていた曲だ。
小さい頃の事だったから覚えてはいない…とは思うが。
けれど、自分はこの曲を覚えている…気がする。
だって、聴くと、とっても懐かしい気持ちになるから…
同時に、お母さんを思い出して、とっても優しい気持ちになる。
昨日、理由は分からないけれど、ふっとこの曲が聴きたくなった美柑は、
兄のリトにお願いして家にあったオルガンで、この曲を弾いてもらったのだ。
その後、楽譜も書いてくれるよう頼んで。
面倒な顔をしながらも、ちゃんと書いてくれたリトに、
『ありがと!』と、お礼を述べて。
まだ片手でしか弾けないけど、絶対、両手で、ちゃんと弾ける様にするんだ!
美柑は胸の中で、そう決意を固めていた。
なぜかというと…もうすぐリトの誕生日がくるから。
もう日数は余りない。
しかし、リトの誕生日に、わたしが弾いて貰ったこの曲を、今度はわたしが弾いてあげるの。
──お母さんの作った曲だから。
リトが弾ける曲を、わたしがお誕生日の日に弾いてあげるなんて変かも分からないけど…
そう思いながら、美柑が指を動かしていっていた刻。
「美柑?」
突然、自分の真横から降りてきた声。
「あ、嵐山!?」
美柑は指を止めて隣に顔をあげ、慌ててガタリと席を立った。
「すみません、驚かすつもりはなかったのですが……」
美柑の驚いた様子に、嵐山はバツが悪そうな表情で謝る。
「う、ううん、ちょっと…ビックリしちゃっただけだから……」
嵐山の言葉に、美柑は笑顔で『気にしないで』と、首を横に振った。
嵐山は美柑を椅子に座るよう促すと、手に持っている楽譜に目線を移し、口を開く。
「…何の曲を弾いてたのでしょう?」
「え? あ、あの…これ、わたしのお母さんが作った曲なの……」
美柑はハッと楽譜に目をやると、恥ずかしそうに頬をほんのりと紅く染めながら答えた。
「わ、わたしが弾くと上手くないんだけど、本当はとっても綺麗な曲で…昨日、リトに弾いてもらって、楽譜を書いてもらったんだ」
さっき弾いてたの聴かれちゃったかなぁと苦笑いを零し、嵐山に楽譜を見せる。
「……綺麗な曲だと思いますよ」
だが嵐山は真面目な顔で、そうポツ…と声を零すと、美柑の手から楽譜を受け取り、ピアノの鍵盤を叩き始めた。
──昨日、リトに弾いてもらったのと全く同じ調べに、美柑は驚いた様に目を見開き、嵐山を見つめる。
『ポーン』
最後の音符を弾き終わった嵐山に、美柑は身を乗り出し目を輝かせて聞いてみた。
「嵐山!ピアノ、弾けるんだ!」
「少しだけなら……ですが」
「ね、他にも何か弾ける?」
口篭りながら答える嵐山に、美柑は他の曲をリクエストする。
嵐山は『え…』と戸惑いを見せるが…1泊の間の後、ゆっくりと…記憶を辿る様に
鍵盤の上に指を滑らしていった。
『♪、♪、♪…』
──今まで聴いたことのない曲の調べ。
だけど、とても綺麗で…お母さんが作った曲と同じ様に何だか優しい気持ちになる。
「…この曲、は?」
ポーンと最後の音と弾き終えたらしい嵐山に、美柑は不思議そうな顔で尋ねた。
「遥か昔、…私が幼少の頃、よく姉上が弾いて下さった曲です」
美柑の問いかけに、嵐山は穏やかな表情で答える。
「曲名は知らないのですが…この曲だけはどうしても憶えておきたくて、それで練習して…
今では看なくても弾ける様になりました」
「そ…だったんだ…」
嵐山を見つめる美柑の表情に自然に笑みが宿る。
余り自分の事は話さない嵐山が珍しく話してくれた事と、何だかとっても…
嵐山も微笑んでいる様に優しい表情に見えるから……
「ね、嵐山、私にもこの曲、教えてくれる?」
「え?」
一刻後、突然そう言いだしてきた美柑に、嵐山は驚きを瞳に乗せ、
美柑の方うに顔をあげた。
「わたしも、凄くこの曲、気に入っちゃったから…それで、リトの誕生日に お母さんの曲と一緒に弾いてあげたいんだ」
美柑は嬉しそうに理由を話す。
「──ええ」
嵐山は自分が弾いた曲を『好き』と言ってくれた事に、お礼を述べる様に…
また、兄へのプレゼントにしてあげたい──そんな美柑の『想い』に柔らかな笑みを浮かべると、
頷き、すっと美柑の方に手を伸ばした。
「──なら、私にも教えて下さいますか?私も、その曲が気に入ったから…」
「うん!」
嵐山の言葉に、美柑は満面の笑みで頷き、再び楽譜を嵐山のほうに差し出した。
──そして暫くの間、放課後、2人はお互いにピアノを練習をしに音楽室に向かうことになった。

数日後。
たどたどしい指の動きで、けれど何とか両手で弾ける様になった曲を、
美柑は兄のリトの前で披露する。
──お母さんの曲と、嵐山に教えてもらった曲を……
「嵐山から教えてもらったの」
そう言って弾き出した美柑に、最初こそリトは『ムッ』とした表情をしたけれど。
美柑が弾き終えた後。
「…いい曲だな」
美柑の頭に手を置き、お礼の言葉と一緒にポツリと声を落とした。
──美柑が顔を上げた刻には、リトはもう美柑に背を向け歩き出したので
顔は看れなかったけれど、その言葉を翌日、美柑はそのまま嵐山に伝えてあげた。

重い槍。

2010/02/26(Fri) 22:11 Category: その他
以前、我が同志である大佐の随筆で、
彼と彼が想いを寄せる女性のやり取りが描かれていました。

『あえあしやまは思いやりも人間性も無い、
 プライドと性欲だけが大事なゴミ』
だと。


認めましょう。

但し、下の行限定ですが。



人間性の有無も他者に依って
大きく変わって来るので、
そう思う人がいても、全然不自然ではないでしょう。



しかし………
思いやりは人並みに在ると思います。

会社でも上等な態度を取る間抜けを
いきなりクビにはしないで、
他の役員と共に肉体的、社会的に袋叩きにしてから
回状を廻しています。

中間管理職程度になら
これが赦されますから、うちの会社は。




自分を愛しむ心――――――

これが無ければ真の 思いやりを持つ事は叶いません。

喜びの共有―――これも実戦出来ない人が非常に多いです。


私は いずれも持ち合わせています。

なので人並みに 思いやりを有しているのです。




そうでなければ、ザ最強の称号は得られなかったでしょう。

coffee

2010/02/21(Sun) 08:59 Category: 少年マンガ
コーヒーの匂いで目を覚ました。
「あ、オハヨウ。…やっと起きた。」
先に目覚めたらしいリトは苦笑しながらマグカップを差し出し、こう言った。
「よかった、俺あと何回コーヒーを入れ直せばいいのかな、って心配してたんだ。」
その言い草に私は思わず笑ってしまう。
「…おはよう、入れ直してたの?」
「何回も。…って……笑うなよ!」
マグカップを抱えてくすくす忍び笑いを漏らす私を、リトが横目でじとりと睨んだ。
何とか笑いを引っ込めてお礼を言う。
「ありがとう、入れ立てのをくれようとしていたのよね?」
「…コーヒーは温め直すと美味しくないからね。」
朝一番にお前に飲ませてあげようとして格闘してたんだよ、とちょっと威張った風に告げるリトに、また笑いの発作が起こりそうになる。
家事に不慣れな彼にとっては、コーヒーメーカーでコーヒーを入れること一つでも大事業だったらしい。
「…朝ご飯は作ってよね?」
甘えた様に言ってくる彼に苦笑しながら、ふと私は気づいたことを口に出した。
「そういえば、あなたいつの間にパジャマに着替えたのよリト。…」
「ん?お前が寝てから。」
肩をすくめるリトに、シーツを体に巻いただけの私は文句を言う。
「…私も着るように言って欲しかったなぁ?風邪引いちゃうじゃない。」
リトがくくっと悪戯っぽく微笑んだ。
「ええ?俺、お前はパジャマ着ていない方が好きだなぁ…。」
「…バカ!えっち!!」
くい、と私の胸元のシーツを引っ張ろうとするリトの手を押しとどめながら、自由な方の手で彼の頭を軽く小突く。
ごめんごめん、と軽く言いながら、リトはぽん、と手を打って続けた。
「あ、でもあれかも。」
「なぁに?」
ずっとコーヒーを啜ってから首を傾げる私に、リトはこれ以上ないほど極上な微笑みを浮かべながら、極悪なことを囁いた。
「…俺のパジャマだけ羽織る、っていうの、どう?」
その言葉を早速実践するかのように、ボタンを留めていなかった自分のパジャマをいそいそ脱ぎ始めたリトに。
今度は手加減しなかった私のアッパーカットが命中したのは言うまでもない。

そしてその後、リトと2人でエッチした事も////////

賭けは私の勝ちの様です。

2010/02/20(Sat) 15:16 Category: THE不毛
失敗作が学校を無断で休んだそうです。

勝機が看えました。

根も葉もない悪評に依り、交友関係を崩壊させた事が
功を奏しましたよ。


これは早ければ4月の花見までに決着がつくかも分かりませんね。




本来の期日迄に死亡したら私の負けになるので
後は↑にさえ氣をつければ、

私は名実共にザ最強の漢になるでしょう。



なので皆さんも10ヶ月半後を楽しみにしていて下さい。

ジャンケン弱過ぎ。

2010/02/19(Fri) 21:26 Category: その他
最近……今年になってからですが
全然勝てません。

あいこでさえ稀です。

力の強い人が鋏を握れば、石なんて簡単に割れますよね。

それは良いとして、
このまま悪い流れが続いて、先月の賭けにまで影響したら堪りません。



まあ、今のペースで行けば
賭けの方は ほぼ確実に勝てますが。



明後日のサザエさんの次回予告ではパーを出そう。
さて、私は長生きしたいので、早々にズラかる事にします。

 

最も、例え鉢合わせてしまっても
本人の眼の前で棄てるので同じですけどね。

Small Love-Song

2010/02/13(Sat) 08:46 Category: 少年マンガ
あなたが好き。
その瞳に私の姿が映ることが無くても
私はあなたが好きでした。

ちいさなこいのうた

リンゴーン。
リトと美柑の生まれ故郷、彩南町。
街外れにある教会から、幸せな音がそよ風に乗って街の中へと広がっていった。
たくさんの人々に祝福されながら、たった今、夫婦の契りを交わしたばかりの男女は花びらの舞うアーチをくぐり抜け、
新しい明日へ一歩、また一歩と笑顔を浮かべながら足を進める。「おめでとう」と飛び交う街人の声。
「お倖せに」とはかつて共に戦った仲間たちの祝いの言葉だ。
その1つ1つに、二人は歓喜し、涙しながら「ありがとう」と繰り返し、微笑んだ。
「でも本当にびっくりだよ」
そう言ってイヴは花嫁…春菜に花吹雪をふりかけた。
「まさか、できちゃった婚なんて……。嵐山もなかなかやるじゃないの」
この場には不釣り合いではあるが、特質上、仕方がない格好をしたセフィリアが肘で花婿である嵐山を突くと、
二人は同時に顔を真っ赤にした。
「い、いや。もともと結婚の話はあったし…、第一、アレは不可抗力というか…!」
「嵐山。それは言い訳になっとらんぞ」
慌てふためく嵐山にベルゼーの鋭い突っ込みが入ると、皆はどっと声を出して笑った。
あの戦いからまだ1年も経っていないというのに、今こうして、皆で楽しく笑いあっているのが不思議だった。
あの時の緊張感は、今の自分たちには微塵もない。
まだ何1つ、解決はしていないというのに…。
それでも、今のこの瞬間、この時間だけはこのままでいたいと思う自分は、案外、我が侭かも分からないと嵐山は苦笑する。
そうしながら、何げに仲間の1人1人、そして各地で出会った人々の顔を眺めて、彼は見知った顔が1つ足りない事に気がついた。
「あれ?」
「どうしたの?」
首を傾げる嵐山に、隣で皆から花束を渡されていた春菜が不思議そうに尋ねた。
「美柑がいない…?」
言われて春菜はぐるりと見回すと、確かに美柑がいないことが分かった。
「どこに行ったんだろう」
春菜は近くにいた少年を見つけると、そのまま近寄った。
「春菜?」
「ちょっと訊いてみるわね」
近くに来た花嫁の気配に、美柑の兄、リトが後ろを振り返った。
「ねぇ、リト君」
「あ、春菜ちゃん」
瞬時に返ってきたリトの言葉に春菜は苦笑すると
「美柑ちゃんがいないんだけど、どこに行ったか知らない?」
彼の顔を見やった。
「美柑、いないの?」
「うん。どこに行っちゃったのかしら」
心配そうな顔をする春菜に、リトはため息をつくと、
「俺、探してくるよ」
と踵を返した。
「あ、待って!リト君!」
立ち去ろうとした彼の手に、春菜はそっと自分が手にしていたものを手渡した。
「これ、美柑ちゃんに渡して欲しいの」
「花嫁のブーケ…?」
「美柑ちゃんには、私以上に倖せになって欲しいから…」
そう言って、春菜は少し哀しげに微笑んだ。
リトはその顔の意味を何となくではあるが、受け取ると頷いて「理解った」と再び、春菜のもとを後にした。


「結局、最後まで気がつかないなんて…。嵐山のバカ」
草をプチプチと千切っては投げつける。
教会から少しだけ離れた場所にある土手で、美柑は小さな川を眺めながら、ひとり、ぶつぶつと愚痴っていた。
「美柑!」
背後から声がして振り返ると、こちらに徐々に近づいてくる幼馴染みの姿があった。
「リト…」
美柑は立ち上がり、彼がすぐ傍までくると
「何のよう?」
ちょっと不機嫌そうに訊いた。
リトはその様子にムッとすると
「『何のよう?』じゃないだろ!一人で黙ってどこか行くなんて…。みんな心配してるんだぞ!」
すかさず言い返した。
美柑はハッとした表情をすると少し顎を引いて、上目遣いでリトを見ながら「ごめん」と項垂れた。
リトはため息をつくと美柑の顔を覗き込みながら
「どうしたんだよ」
と彼女に問いかけた。
「…」
「黙ってたら理解らないだろ?」
美柑は観念したように顔を上げると、じっと彼を見つめた。
彼女のその瞳に、彼の胸は思わずドキリと跳ね上がる。
しばらくは沈黙が続いたが、やがて美柑は「自分でも子供っぽいとは思うけどさ…」とポツリと言った。
「本当は祝福、してあげたいんだよね。ずっと離ればなれだった二人がやっと一緒になれたんだもん。
祝福してあげなきゃいけないってのは理解ってるんだ…。でも…」
その後の言葉を濁す美柑に、リトは「やっぱり、お前…」と目を細めた。
「あたし、春菜さんも大好きだから、二人が結婚してくれて凄く嬉しいんだよ?でもね、
嬉しいと思えば思うほど…自分がどれだけ嵐山のこと、好きだったのか分かっちゃって…
だから…倖せそうな2人看てるのが辛くてさ…」
そういって美柑は笑った。
痛々しいほど明るく、そして哀しく。
見てるのが辛くなり、リトは思わず視線を美柑から外した。
そして、無言のまま手に持っていたブーケを彼女の前に差し出した。
「?何これ。どうしたの?」
「…春菜ちゃんから」
美柑の目が見開いた。
「美柑には自分以上に倖せになって貰いたいからってさ。春菜ちゃん、気づいてたんだよ。
美柑が嵐山のこと好きだってこと」
美柑はリトからブーケを両手で受け取るとそれを見つめた。ほのかにバラの香りがし、華を擽る。
「なあ、美柑。俺はさ、別にいいとおもうんだ」
「…何が?」
少し怒気が含まれた声にリトは一瞬怯むが、それを乗り越えて続けた。
「我慢しなくてもいいと思う。こういうときはどんなに周りが楽しそうにしてても、泣いていいと思うんだ」
風が二人の髪をないで、草木の葉を宙に散らせながら通り過ぎる。
リトは恥かしそうに頬をゆびで掻きながら、美柑の方を再び向いた。

「俺にだって君に貸す肩ぐらいあるんだ」

ここで普段なら「かっこつけちゃって」と彼をからかって、喧嘩していただろう。

でも今日は…
今日だけは………

美柑は軽く吹き出すと「何それ」と呟いた。
そして、リトの方に近づくと彼の肩にポンと額を当てた。
「リ、美柑?」
「今は大人しく甘えておく。だから少しの間、こうさせて」
俯いている美柑の肩が僅かに震えているのと、僅かに見えた煌めく雫に、彼の顔の火照りが徐々に冷めていく...

信号無視。

2010/02/12(Fri) 22:31 Category: その他
赤信号を突っ切った義理の妹に そう述べた処、
「無視なんかしてないよ。面倒だから従わなかっただけ」
なる回答が来ました。


怖いですね。

そして理不尽過ぎます。




あれでゴールド免許ですから。



以上、仕事の帰りに偶然遭って
家まで乗せてもらった嵐山でした。


持つべき者は幼馴染です。
一体何の日の事を指しているか、貴方達には理解りますよね?


そう……St. Valentine's Day です。




女の子の勇気と、野郎の期待(+性欲)が一際光る日でもあります。



私はあまり良い想い出がありませんけどね。


ほら、1982生まれって総じてブサイクの分際で、やたら性格の悪いのが揃ってるじゃないですか。
お陰で幼少期は肉体的・精神的に何度も頃されかけました。


まあ、生死の境で踏み止まったからこそ、今の私が在り、ザビビの皆さんとも知り合えた訳で。



命は愛の次に大切なのです。




皆さんも、究極とまでは行かなくても、
理想の愛を貫ける様に頑張って下さい。
こんばんは。
家も職場も東京都港区の嵐山です。

しかしタイトルにもある様に
ザの人には今生が曲がった人間が多い様です。

この私の引退を喜ぶなんて………

天邪鬼な私が、そう言った声が大きければ大きい程、
宣言通りの行動を起こさない事にそろそろ気付いて下さい。

まして人間の頂点となるべくして生を受けた私に
改心なんて概念がある訳ないでしょう。


本当に呆れてしまいます。

Ceri

2010/02/06(Sat) 10:01 Category: 少年マンガ
拡散する貴方の情と収束する私の熱。
その、バランスが上手く取れない。
「あれ?美柑、まだ図書館に居たの?」
リトはもう食事に行ったよ、すれ違ったもんと呼び出されていた校長の用件を終えて荷物を取りに帰ってきた嵐山が尋ねた。問われた相手の黒髪の少女は羊皮紙の一巻きから顔も上げずに返事をする。
「ええ、知っているわ。私、もう少し課題を進めておきたかったから先に行って場所を取っておいてって言ったの」
その彼女の答えに嵐山は少なからず呆れたようであった。
「相変わらず頑張りますね」
言いながら嵐山は手早く自分の持ち物を纏める。
「じゃ、失礼します」
「ええ」
やっと顔を上げて微笑むと、茶髪の青年は足取りも軽く走り去ってしまった。
見送って、なんとか張り付けていた笑顔を消し、溜息をつく。
―――リトとは。
―――ちょっと前にまた喧嘩しちゃったところ。
辛うじてそれだけの単語を唇に乗せたけれども、音にする処までの覇気はなかった。
*:*:*:*
『だから、なんで怒ってるんだよ美柑!訳分かんないよ!!』
『怒ってなんかいないわよ、勘繰りすぎ!』
『だったらなんでそんなにぶうたれてんだよ』
『素顔です。悪かったわね可愛くなくて』
『うっわ、マジかわいくねー…。』
『うるさいわね!!勉強したいの、邪魔しないで!あっちに行きなさい、リト!!』
『言われなくたって…!!』
*:*:*:*
思い返しては軽くまた溜息。
既に何度息を吐いたのかもうカウントもしていない。
倖せは今朝から多分軽くチョモランマくらいは逃げて居るんじゃないかと思うわ。
理解っているの、私が悪い。
だけど、ね。私にだって言い分はあるのよ。
―――そうして、美柑は今朝方の出来事を反芻する。
なんで、たまたま通りがかっただけの下級生の女の子が落としたとか言う日記を探してボロボロになってるのよあなた。
お人好しにも程があるわ、と流石に呆れて言ったらだって今の子お前と同い年位だぜって、そんなの理屈になっていないわよ。
ほとほと呆れ果てながらハンカチを差し出すと、穢れるからいいと断られた。
ぼんやりとそんな風に考えていたら、お腹の底から沸々と不機嫌などす黒い感情が込み上げてくる。
誰もが通り過ぎていく様な場面で足を止める。それはリトの1番いいところではある。
…恥かしい人よね、とは良く思わされるけれども。
でも。
でも、それを私が1番、複雑に思っていること。…あなたは知らないでしょう?
偽らないで本当の気持ちを正直に言えば、私は。
「誰にでも優しいあなたが嫌い。でも、誰にでも優しいあなたが好き」

私以外の誰にも優しくなんてして欲しくない。それが例え元恋人の嵐山でも同じよ。…するな、っていうんじゃないの。止める事もしない。
イヤなだけ。
不快に思うことまで我慢しなさいと止められる権利も筋合いもない。
私はあなたじゃなきゃ駄目で、あなただけが居ればいいけれど。
あなたは私だけではきっと、息が詰まってしまうでしょう。
想いの大小を言うほど愚かではないつもりだけれど、質が余りに違いすぎてコミュニケーションが出来ない。
どうしたらいいの?どう伝えればいいの、こんな…切れてしまいそうな鋭い感情なんて。
ふと可笑しくなってきて笑みが漏れた。どうして、恋愛なんてもっと甘くて丸いものだと思いこんでいたのかしら。
甘くなんてない。真剣になればなるほど。
あなたを好きになればなるほど。
…不機嫌にでも、なるしかないじゃない。
それでやっと、私は私のバランスを取って居るんだから。
呟いて見上げた図書館の窓の外は、陰鬱なグレイ一色の色彩。
季節でさえ不機嫌で、私はちょっぴり悲しくなった。
*:*:*:*
「美柑」
突然背後から呼びかけられて、私は文字通り心臓ごと跳ね上がるかと思った。
振り返ると、薄暗い採光をものともせず燃えるように赤く輝く頭髪が視界に入る。
リトだった。
まださっきの怒りが尾を引いているのか、彼は只でさえ低い声を益々低くして、私の不安を煽る。
窓の外には雨が降っている。
湿度は明らかに石造りの壁を浸食している。壁紙が水を含んでいるから部屋の中も気持ちが悪い。
交友棟にも家にも帰りたくなんて無い。サロンも別にいい。
正直なところ、水に弱い古い書籍達のために常に適温で乾燥されている図書室は雨期の格好の逃避場所なのだ。
ある意味ハイテク以上の技術でエアコンディションの完備されている此処ならまだ少しは落ち着けた。
髪の毛も、広がって決まらない。
コンディションが悪い。…何もかも。
心も気持ちも。感情も。
制動が働いていない。
その自身の不調さが自信のなさになってリト相手に跳ね返ってゆく。
―――辛うじて視線を上げて青い瞳を見た。
それが今、私がリトに対して出来る精一杯の行動だった。
口ごもりながらも返事を紡ぎ出す。
「な、…なな、なによ、リト」
「うん。…食堂で待ってたけど君がなかなか来ないから。嵐山に席取り任せて迎えに来た」
そう言いながらリトが何気なく椅子を引いて私の隣に座ったので、私は椅子を一つ隣に移動した。
「逃げるなよ」
顔を顰めてリトが追ってくる。私は逃げる。リトが追う。また逃げる。追われる。
止めてよ。近くになんて寄ってこないで。私は…。
机の端に来て逃げる椅子が無くなって、私は遂に立ち上がってしまう。
流石にリトが傷ついた表情で座ったまま私を見上げた。
「な、俺のことそんなに嫌?…喧嘩しなくちゃやってられないくらい嫌い?」
なんで、と口の中で呟く。どうしてそういう結論になってしまうの?
いつも思うけれど、極論過ぎるわ、あなた。
私は首を横に振った。
「いいえ」
―――いいえ、いいえ、いいえ!!!
「逆よ!!」
隠してしまい込んで砂をかけて蓋をしていた気持ちが。堰を切って溢れ出した。
きっと、濡れて境界線が緩んでいた所為だ。気持ちの水位自体も上がってしまっている。
そちらの方は上昇を続けるばかりだ。みんなこの外の雨の所為だ。…なにもかも上手くいかない。
「もう、イヤなの。…あなたが好きすぎて、呼吸ひとつまともに出来なくなって…。こんな私、私じゃな...

カフェトリュフ

2010/02/05(Fri) 00:30 Category: 少年マンガ
ある休日。
「ねえ、想介。これぐらいでいいのかな?」
砕いたビスケットの入ったボゥルを掲げて、姉である緋森が呼ぶ。それに渋々と視線を上げて、俺は頭を振った。
「もっと粉々にしないと駄目。──ていうかさ、ホント止める気ない?」
「だから、ないってば」
頑と言い張る彼女に嘆息した。何で俺が、他の奴にやるチョコレートのアドバイスをしなければならないんだろう。もう何度も思った事を再び思って苦々しい気持ちでいっぱいになる。
シンクの前で悪戦苦闘する緋森は、そんな俺を気に留めてないみたいに真剣な眼差しを手元に注いでいた。カフェトリュフの材料の一つであるビスケットは、さっきよりもかなり粉々になり、そろそろ良さそうではあった。
「義理なんて買ったので充分だろ」
気配を消してそっと近付いて、背後から抱きつくようにしながら囁くと緋森の身体がびくんと震える。
すぐ反応する素直な身体とは裏腹に、素直じゃない心を持つ彼女はそれで余計ムキになったみたいだった。俺を無視して作業を進めようとしている。
「姉さん」
呼んでも返事をしないで、今度はチョコレートを刻もうと棚に手を伸ばす。
「何を言っても無駄ってこと?まあ、それなら俺にも考えはあるんだけど」
言って、首筋に唇を這わした。手は、エプロンの下へと潜らせてパジャマのボタンを外しに掛かる。
「だ、駄目っ」
流石に無視出来なくなったのだろう。やわやわと胸を揉む俺の手を押さえて声を上げた。
「だって、聞いてくれないんだから仕方ないだろ。あとは実力行使しかないじゃん」
息を吹きかけてから、耳に舌を差し入れる。
「ひゃ…っ」
一瞬、ぐ、と指先に力が入ったのが解った。今まで気付かなかったけれど、もしかして耳の中の方が弱いのだろうか。そんな事を考えながら耳朶を甘噛みして、そして再びそこに舌をやった。
「や…っやだっ」
くすぐったがってるような声ではない。熱の籠もったそれに、やっぱり、と思いながら俺はにんまりと笑った。
「したくなってきた?」
少し強めに胸を揉むとふるふると身体が震える。直で触れる肌から、どくどくと早い鼓動が伝わってきていた。
「チョコなんて作るなよ」
「つ、想介だって、チョコ欲しいでしょ。これ想介の分も入ってるんだよ?だから…っ」
手をゆっくり下へと移動させていると、緋森が弱々しい声を上げる。
「んー」
少しの間、考えるみたいに唸った。確かに一生懸命作ってくれるチョコはすごく魅力的である。だけど、それよりも望むものがあるのだ。
例えば、俺以外の奴に手製のものをやるなとか。チョコよりも甘い緋森の方が欲しいとか。そんなもの。
「チョコ、いらない」
「えっ!?」
言い切った俺に彼女はびっくりしたみたいに、振り返ってきた。
「それで姉さんが──緋森が手作りチョコを止めてくれるなら、俺はいらない」
潤んだ瞳に悪戯っぽく見えるような笑顔を向ける。
「そもそもバレンタインにチョコって、業者がキャンペーンで始めたことじゃん。だから、なくてもいい。愛の告白だけで充分」
「こくはく…」
「そ。いつもあんまり言ってくれないしな。──言ってよ。俺を好きだってさ」
臍の辺りを擽ってから、両手を内股の方へとやった。薄いパジャマの生地の上から何度も撫でると、熱いものが染みてくるのが解る。
「あ…んっ想介…っ」
足りない刺激に焦らされた彼女の声が切なげに響く。
「ちゃんとして欲しい?」
答えなんて解ってるのに、わざと聞く俺に緋森はこくこくと頷いた。その姿が可愛くてたまんない。
「後でちゃんと愛の言葉をくれるって約束してくれるなら」
一度切って、覗き込むようにしてキスをした。
「このまま気持ちよくしてやるけどね」



リビングのソファの上へと場所を移動して、俺は緋森のエプロンを外す。パジャマは完全には脱がさないで、はだけさせたままで愛撫を続けた。
「んっ…あぁっ」
膨らみの輪郭に沿って這わせていた舌は、目的地へと向かって下降していく。ゆっくりとしたそれがもどかしいのだろう。彼女は縋るように俺の頭を抱きしめた。
くす、と小さく笑って、パジャマのズボンを下着ごと下げる。
俺を待ち焦がれているそこは、当然ながらひどく潤っていた。
「あぁんっ」
舌先でぺろ、と軽く嘗めると背が反る。その感じやすい身体に愛おしさを感じながら、俺は音を立ててそこを吸った。
「やっ…やめっだめっあっ…あぁっ…」
敏感な花芯の攻めに緋森は頭を振る。このままだとすぐにでもイッてしまいそうだ。
「想介…っ」
懇願するかのように呼ばれて、俺は蜜の溢れてくるそこに指を浅く差し入れた。
ぐちゅ、と卑猥な音を立てて飲み込んでいくそこは熱く、きつい。
まとわりついてくるような感覚に、もう俺自身を埋めたい衝動に駆られるけど。そんな素振りは微塵にも見せないで、攻めることを止めない。
彼女から求められるまでは、お預けだ。
止まる事を知らないみたいに溢れ出る愛液を指で掬い、花芯で撫でる。それによって更に潤いは増し、啼く声も高くなっていった。
「あっ…は…ぁっ…んっ、つくし…っもう…」
「もう、何?止めて欲しい?」
言いたい事は解っているのに意地悪く、しれっと言う。
緋森はくしゃりと顔を歪ませると、消え入りそうな声で俺におねだりした。恥じらうその仕草がまた滅茶苦茶可愛い。
数え切れない程に肌を重ねたけれど、彼女は初々しさを残したままだ。それを嬉しいと感じるのは男だからだろうか。
硬くそり立ったものを宛って、先端だけを挿入する。そのまま滑らせるようにして充血した突起を撫で上げた。
「ばか…いじわる…っ」
甘く罵られて笑う。そして、ぼろぼろと涙を零す緋森の眦に口付けてから、俺は腰を落とした。
「んっ…あ…あぁ」
快感に微かに震えながら、彼女が俺を全部受け止める。ぎゅ、とそのまま身体を抱きしめると、抱きしめ返された。こうしていると、ひどく満たされる。
「緋森は俺だけのもの、だからな」
子供じみた独占欲。それをあえて口にすると、俺の下で彼女がふわりと微笑んだ。
「ばかつくし」
当たり前だと言わんばかりのその笑顔に、俺は腰をスライドさせた。
嬌声が上がる。結合部からは、...

懺悔

2010/02/04(Thu) 21:52 Category: THE不毛
総てを捨てても決して許されない罪――――――

実は今まで、自分の随筆を投降後に読み返した事がありませんでした。
しかしどうでしょう。

いざ、読み返してみると何とも言えない不快感が全身を巡りました。



私は………私は、こんな気色悪い内容の文章を描いて、
ザの皆様を不愉快な思いにさせて来たのか―――――

そう思ったら涙が溢れ出てきました。


きっと私は その罪の重さに耐える事が出来ないでしょう。


なのでせめてもの償いとして、
今日中に どちらかの随筆に励ましの御言葉が無い限り、
ザと円の随筆を自らの手で解除したいと思います。


それがきっと私に出来る唯一の事。



本当に今まで申し訳ありませんでした。

微かに降ってます。

2010/02/01(Mon) 18:42 Category: その他
白くて冷たい雪が。


音も色素も形も無い物体―――――
まるで私の白磁の肌の様………。


明日はタクシーで通勤かも。

いつも最寄駅(新橋)で同じ列車に乗る小学生3人組に逢えないのが
少々残念です。

妹とセックス

2010/01/28(Thu) 23:08 Category: 少年マンガ
いってきます、と言った刻、
いってらっしゃい、と返してくれた。
お前が少し、小さく看えた。
笑ってるのに泣いてる様に看えた。
それは気のせいでも思い過ごしでもなく、
お前の本心だったのだと。
オレはまだ、気づいていなかった。
だから思い知らされた。
『あ、美柑だ………』
そう思ったのに声をかけられなかったのは聞いていたから。
明日は嵐山と出かけるの
だから逢えないし迎えにも行けない、そう言われた。
そうなんだ……オレは答えた。
彼女を抱きしめながら言ったんだ。
「リト………」
「ん……?」
「っ……ぁ…………」
彼女の肌はすべすべで飽きる事がない。
行為が終わった後でも、オレはその身体に触るのが好きだ。
でも、別にしようって言ってるわけじゃない。
項にキスしたり、その胸に頬を寄せてまどろんでみたり。
甘えられる唯一の時間が彼女と触れ合ってるとき。
そのひと時が好きだった。
「感じてる?」
「だ……って………」
リトが触ってくるから
リトのせいだもん。
そう言われてなぜか嬉しくなる。
でもそれだけだ。
戯れて遊ぶのが好きなだけなのに彼女から
求める様に視線を絡ませてきた。
「……たりない……の………?」
そりゃもう、いつでも『足りる』なんてことはない。
何度抱いたって熱はいくらでも出てくるし。
でも無理させたくないから抑えてるのに言ってくる。
「いいよ……あたしも足りないから………」
ちょっとだけ不安になった。
いつもはそんなこと言ってこない。
恥ずかしがってイヤ……と顔を隠すのに
あの日はやけに積極的にオレを求めてきた。
「美柑……どうした?」
だからオレは聞いた。
熱でもあるのか?と思って。
そしたら、
「………どうもしない。リトが好きなだけ」
そう言ってぎゅ……とオレの首に腕を回す。
「リトが好きなの………」
言って、泣き始めた。
オレは慌てた。
「……おい、美柑……」
「っ……すき………」
「…………」
彼女の気持ちが伝わってきて、
でも千部は汲み取れなかったんだと思う。
オレはオレなりの解釈でわかったフリをして
震える身体を抱きしめてやった。
「美柑……」
「んっ………」
流れる涙を舌で舐めて、そのまま口唇を重ねる。
「っ………」
深い深いキスをする。
奥に隠れて出てこない彼女の舌をつついて絡める。
苦しそうに眉をひそめる彼女を見て、
いったん離して、でも一秒後、角度を変えてまた塞ぐ。
「…………」
くちゅ……と唾液が絡まる音がする。
熱い息をもらす口唇はいつ見ても可愛い。
オレはそのまま、口唇を下へ下へと移動させる。
先ほども丁寧に愛撫した二つの膨らみをまた揉みこみながら
喘ぐ彼女の鎖骨にキスする。
びくんっ……と仰け反る身体が愛しくて、
しっとり汗ばむ肌に口吻けていく。
「あっ………ん……リ、ト………」
「なに……?」
「っ……」
「美柑……言って……?」
「や………」
強請ってる身体とは裏腹、
否定の言葉を吐く彼女にオレは言い続ける。
イジワルを自覚しつつ、でも彼女から求めてほしかった。
欲しがって欲しがって、もっとオレを求めてよ。
「どこ……?」
触れてほしいの、どこ?
さわってほしいの、どこ?
「なぁ………言って……?」
「い、や………いえない………」
「なんで……?」
恥ずかしいからに決まってる、と言って首を振る美柑。
誘ったのそっちじゃん?
と笑うと頬を赤くする。
たまらなく、可愛い
心の底から愛しいと思う。
自分の熱が痛いくらいに主張するのを感じる。
彼女の中に這入りたくて身体が不自然に震える。
でもオレは言う。
「美柑………」
頂を口に含んで転がしながら
手をそこに這わせて喘がせながら囁く。
オレは気づいてなかったんだ。
「リトぉ………」
涙で曇った瞳で必死にオレを見つめる彼女の気持ちを。
あんなに自分を求めていた意味を知らなかった。
気づこうともしなかった。
変わらず愛してくれてると思って疑わなかった。
「……リト……ほし……い………」
はぁはぁ……と喘ぐ口から見える赤い舌から目が離せずに、
「リトがいい……」
熱に溺れた様に求める彼女に我慢できずに
何もかも忘れてキスをした。
「ん、ぁっ………」
「美…柑……」
くねる身体は実に扇情的でオレを煽って止まない。
何も考えられず、ただ互いの熱をぶつけるように愛し合う。
この行為を知ってしまったからもう抜け出せない。
気持ちよすぎて彼女しかいらない、と思う。
「す、き………」
「ん………」
「すき……リ…ト……っ………」
「オレ……も………」
好きだよ、という言葉は言えなかった。
言わなきゃいけなかったのにオレは口に出さず、
そのまま果てたように思う。
脱力して彼女の上に倒れこみ、安易な幸せに酔っていた。
「リト………」
彼女の声はすぐそこで聴こえて。
でも目覚めたとき、彼女はもういなかった。
 
兄妹が看せた奇跡。

淋しがり屋の旧友

2010/01/26(Tue) 23:15 Category: その他
以前(4ヶ月程前)、遅い時間帯に「左ハンドルの車を運転して」と泣きついてきた旧友が
再び―――今度は若干機嫌が悪そうな口調で
「(会社の)新人が上等な真似しているんだけど、ぶっ頃しちゃってEかな?」
なんて言ってきました。

私に言うか。しかも電話で。

そこはどうでも良いとして、
聞いた話だと、旧友が、仕事の遅い新人が本来与えられた分の業務を肩代わりしてやっているとの事です。
それで今日、その新入社員ちゃんが遅刻した際に、
「始業時間位守れよ、キモロン毛w」って茶化したら舌打ちされたそうです。

喫煙室に呼び出して半比しにはしたそうですが、

一々私に報告する辺り、相変わらず淋しがり屋なんだな~って、思っちゃいました。

まあ、流石にKOROSHIはマズいでしょうけど、
彼は副社長の息子ですし、度さえ越えて無ければEんじゃないの??
とは言っておきました。

眠いのに偉いですね、私。


しかし限界なので 次に電話が鳴っても無視します。






 

大佐と違って普通の人間故、睡眠は必要なのです。

Afternoon Nap

2010/01/24(Sun) 19:40 Category: 少年マンガ
彩南町にある林に向かって走っている少女が1人。
(小鳥、大丈夫だったかな?)
ハアハアと息を切らしながら、懸命に走っている。
いつもならローラーブレイドを身につけるのだが…
今、ローラーの調子が悪く修理中なので、自分の足を使って林まで急いでいるのだ。
(無事だと、いいんだけど……)
なぜ、この少女──美柑がこうも懸命に駆け足で林に向かっているのかというと…
それは、一昨日の出来事の事。
学校の帰り道の途中、
ローラーブレイドで林の近くを通り過ぎた刻、小鳥の囀る声が聞こえてきて…
魅かれるままに歩いてきてみれば、見上げる木の上に小鳥の巣と、
中に『ピーピー』と鳴く小鳥が2~3羽。
親鳥からのエサを待ちわびて賑やかに囀っているのが視界の遠くに僅かだが看えた。
美柑は『わあっ…』と目を輝かせ、もうちょっと近くで見てみようかな…と。
空を飛んでみようとしたのだけれども、
瞬間、今日は夕食当番だったことを思い出し、また明日見に来ようと、その場は断念し、すぐに帰った。
…が、その翌日は、ものすごい突風が午後から吹き荒れ見に行けず、
そしてその翌日の、つまり今日。
午前中は昨日の突風で巣が大丈夫だったかと心配で授業に余り身が入らず、
午後の授業が終わった後、矢のように学校を飛び出て、こうして急いで様子を見に来た──という訳である。
(あ…れ……?)
が、林の中に入り、目的の小鳥の巣がある木まで周囲の木々の小枝などを避けながら走ってきた、美柑の目に最初に飛び込んだのは……
「リト………?」
足を止め、ポツリ、と呟く。目線の先には、後ろの木にもたれかかるように座っているリトの姿があった。
(眠って、る…?……)
サクッ…と足を忍ばせ、近くまで歩み寄ってみる。
すうっと寝息が届いてきそうな程の、穏やかな寝顔。
よほど深く寝入っているのか、これだけ近付いても起きそうな気配を見せない。
(なんで…)
リトがここに居るんだろう?
美柑の胸に沸き上がった疑問は、すぐに解消された。
上から聞こえてくる小鳥の囀りに顔をあげてみれば、木の上には昨日見つけた小鳥の巣があり…
眠っているリトの服に視線を移せば、服のあちこちに小枝や葉っぱがくっついている。
恐らく、昨日の突風で飛ばされた巣を、帰り道に林の中で見つけたリトが木の上まで戻してあげたのだろう。
(やっぱり…)
リトのほうに顔を戻した美柑の口元に、自然と笑みが綻びる。
(リトって…優しい、よね)
柔らかく微笑んだ後、ストン…と、リトの隣に座るように自分も木の幹に背中を預けた。
チラリと隣に視線を投げかければ、そこには瞳を閉じているリトの顔がすぐ側にあり…
(昨日、夜更かしでもしたのかなぁ?)
こんな風に眠っているリトを見るのは珍しい…と言うより初めてかも分からない美柑は、
じっと寝顔を見つめながら、ふと、そんなことを考えてしまう。
だって、いつもは何かを一生懸命にやってたり、嵐山が事件を起こしていた時だって、
周囲に気を配って、冷静に物事を看てて…自分を助けてくれたりと。
こんな…今みたいに気を緩めている兄を看たのは、初めて…?
…だから………
(でも…)
美柑はついと空を見上げた。途端に目に飛び込むのは、太陽の光と青い空。
新緑が一番色鮮やかに、緑深く目に映る、この季節。しかし…眩しいと感じるはずの日光は、
自分が寄りかかっている木や周りの木の枝、そして重なりあう葉々に遮られ…優しい木漏れ日を自分たちに降り注いでくれている。
また、吹きつける風は適度な涼しさを含んでいて心地よく、ふわり、と柔らかい。
耳をすませば、サワサワと擦れあう葉の音や、チチチ…と鳴く小鳥の囀りが優しい音楽を奏でていて……
(あれ…)
こんなに気持ちのいい気候では、つい眠くなってしまうのも理解る気がする…。
とろん、と目蓋が落ちそうになり、小さなあくびが口を突いて出そうになった…
けれど。
「あ、………」
刹那、膝の上に伝わった重さ。
柔らかな風をその身に受けながら、ウトウトと眠りの精霊に招かれそうになった美柑は次の瞬間、パッチリと意識を夢の中ではなく、現実へと引き戻された。
膝に視線を堕とせば…そこにあったのは、やっぱり。眠っているリトの横顔。
つまり、コクリ…と何かの拍子に身体を揺らしたリトが、美柑のほうに倒れ込んでしまったのだ。
(どっ──!)
どうしよう…と、美柑は一瞬オロオロと落ち着きなさそうに、周囲に視線を彷徨わせるが。
(………)
再びリトのほうに目線を戻せば、リトは未だその瞳を閉じたまま、起きそうな素振りも見せない。
そんなリトの様子に、美柑は顔に小さく笑みを浮かべると、浮かしかけた腰を元に戻し、その場に座り直した。
こんなに気持ち良さそうに眠ってるのに、起こしちゃったら悪いかなぁ……
その思いも、もちろんあるけれど。
こんなに自分が動いたのにも関わらず、起きない彼を見てると。
…なんか、とっても。
『かわいい──かも』
なんていう思いが頭の中を横切ってしまって。
美柑は暫し、このままの状態でリトを寝かせてあげることにした。

妹は膝の上の兄を見つめる。
そよそよと吹く風が自分の髪をなびかせ…
そして、瞳の中の彼、も。
(…髪、結構、柔らかいんだ……)
そっ…と、頭を撫でるように髪に手を触れてみれば、返ってきた感触は、思ったより柔らかい。
たったそれだけのことなのに、なんだか嬉しくなって、美柑はくすりと笑みを零した。
しかし、一刻後。
ピクリ、と身体を揺らしたリトに、美柑はハッとなって手を離した。
(起こしちゃったかな…?)
おずおずと顔を見るように覗き込む。
小さく呟く様な声外に出し、仰向けになるように体の向きを変えたリトの瞳が、薄らと開いていく。
(……?)
ゆっくりと覚醒していくリトの意識。ぼんやりと視界に映るのは…美柑の、顔……?
(え…?)
一瞬、夢…?かとも思ったが、
すまなさそうに自分を見下ろしている美柑の顔が目の前にあるのは、どうやら現実の様で……
って、ちょっと待て。
と、いうことは?
(──!!)
自分の置かれている状況…
視界に入るのが美柑の顔と木の葉や木漏れ日、ということは──
つまり、自分は...
小学生以下の女の子は私を着眼しなさい!!!!!!111
可能な限り、
全身が映ってる写真を張って下さい。

更に出来る事なら身長、3サイズ、初体験の年齢も記入の事。




無事に小学校を卒業したら写真もろとも解除して構いませんから。


 

この私を信じる事が出来るなら、
怖い事なんて何もありません。

未来の花嫁がそうだった様に。










 

それでは、眠いので失礼します。
あれは忘れもしない。

2008年12月25日。
嫁から来たメールが悪夢の幕を開けました。
「一度位、家族水入らずでクリスマスを過ごす?」っぽい内容だったと思います。

娘が一足早く私の家に着くので鍵を開けて中へ入れろ――――――完全に使い走りですね、私。

怒り心頭だった私は、その場にいた旧友7人と ある賭けをしました。


私の娘が連絡なしで8時間以上待っているか否か。


私は当然待っている筈がないと思いましたが、他の7人がこれまた陰湿で、
全員私が考えている方に賭けてしまったのです。


「待っている」方へ賭けざるを得なくなった私。気の毒でしょう?
賭け金は1人10万円ですからね。

結局世界一不幸な私は娘の所為で70万の損害を被りました。
失敗作どころか、疫病神ですね。でたらめさんみたい。

氣の済むまで折檻した後、売り飛ばしてやろうかと本気で考えました。


これに懲りた私は あの面子での(特に金銭が絡む)賭けは行うまいと、心に誓いました。



しかし、最近になって↑の考えに疑問を抱く様になります。

負けたままで本当に良いのか――――――と。


ザビビ最強の私が勝負に負けたままで?



良い筈ありません。
だから再戦を申し出ました。





全員は絶対に無理なので、せめて過半数の4勝を目的とした賭け。


【我が失敗作にあらゆる精神的苦痛を与え続け、
 今から1年後に精神崩壊を起こさせる事が出来るか否か】

5人が不可能と言っていましたね。

但し
①肉体的暴力が伴う。
②1年以内に娘が死亡する。
③他者に丸投げをする。

以上1つでも該当したら、その瞬間私の1人負け。

かなりシビアですが、
誇りを取り戻すため、
そして何より心の拠り処であるザビビを愛して止まない皆さん方の為に

見事勝利を掴んで看せましょう。




その瞬間、貴方達は歴史的瞬間の目撃者となるのです。

GAME

2010/01/13(Wed) 22:47 Category: 少年マンガ
10………11………12………
ふぅ~ん、なかなか気がつかないものね。
数えるスピードが速すぎたかしら。
でも、こうやって離れて見てみるとリトってすごく、綺麗。
白くて陶磁器の様に滑らかな肌、整った顔立ち、きれいな唇、吸い込まれそうな碧色の瞳………
女の私でさえ、見惚れてしまうほど、綺麗。
どうして、この授業だけは男女別に座るのかしら。
そのおかげで、私は斜め前に座るリトをこの時とばかりに眺めるのだけれど。 でも、今日はちょっと違うの。
前はバカバカしくて、くだらないと思っていたけれど少し試したくなったの、あなたと私の距離。
10秒以内に気がついたら、恋人。
20秒以内に気がついたら、親友。
30秒以内に気がついたら、友だち。
それ以上気がつかなかったら………
28………29………30。
ふぅ~ん、あ、そうだ。
瞬きしちゃいけないんだったわ、もう1回やり直しね。下を向き、固く目を閉じて心の中で呟く。
~ハ・ヤ・ク・ワ・タ・シ・二・キ・ガ・ツ・イ・テ~
いいわ、今度は瞬きもしないし、慌てて数えたりもしないわ。
1………2………3………
真っ直ぐ黒板を見ているあなたの横顔は素敵ね。
9………10………11………
だけど、そんなに勉強熱心だったかしら。
20………21………22………
なぁに?そんなに笑って、先生が何かおかしいことでも言ったの?
29………30………31。
もう、やめた。
あ~あ、ばかみたいね、こんなの。くだらないわ、やっぱり。
そんなことで、人の心を試すなんて嵐山の未来のお嫁さんである私がなんて子供じみたマネしたのかしら。1時間授業を無駄にしちゃったわ、とんでもない話ね………
終業チャイムが鳴る寸前、小さな紙切れが私の手元に回ってきた。どうやら、リトからみたいだけど。
“オ・レ・二・ア・ナ・ヲ・ア・ケ・ル・キ・ナ・ノ?”
………どういうことよ、リトのばか。
授業が終わり、早速リトに駆け寄る。
「ちょっと、リト。どういうことよ!気がついていたの?!」
「うん。」
「何で振り返らなかったのよ?!」
「楽しかったから。」
「え?授業が?」
………こんなことにムキになってる私って本当に滑稽。でも、この質問に彼は答えない。
「………いつから気がついていたの?」
「ん?初めからだよ。」
「じゃあ、何秒で私の視線に気がついたの?」
「………1秒で気がつくさ、美柑。28回ともね。」
肩で笑いながら先を歩いていく彼の後ろ姿を呆然と見送っている私の姿は、きっと、変。
なんだか………私ばっかり好きみたいじゃない………。なんだか………ム カ ツ ク。
そうだ、ちょっと困らせてみよう。
いまだに笑っているその肩を追いかけながら、みんなの見ている前で私は後ろから彼の腕に絡みついた。だけど、その思惑は見事に外れ。
私は頭をこつんっと突かれ、逆に肩を組まれてしまった。
「なんなら、この後の授業………やめちゃう?」
「ダーメッ!」
そして、2人は笑いながらリトのベッドへと歩いていった………。
でも………
のちに他の女子から聞かされた。
今、男子の間では女子の視線ゲームを何回繰り返させるか、というゲームが流行っているんだという事を。
本当に………ム カ ツ ク !
知っての通り、
少年漫画界のアイドル・美柑が私の子を出産して、ある程度月日が経ったら
To LOVEる は連載を再開します。

【打ち切り】なんて神をも恐れぬ発言をした人は
命乞いの台詞でも考えておいて下しあ。

新卒の内定取消を目一杯出したので
今日の私は非常に機嫌が良いです。

命までは取りません。

女の子の処女は頂くかも分かりませんが。


まあ、悪い事をしたら謝罪するのは人として当たり前。
その道に故意に反するメリットも無いでしょう。

Star Ferry

2010/01/11(Mon) 23:16 Category: 少年マンガ
Star Ferry
『サラサラサラ…』
(──?)
『サラサラサラ…』
(川の…音?)
美柑はパチリと目を開けた。
「あれ?」
瞳に映るのは、闇。──いや、違う。
目が慣れてくると、サアアアァーと風に棚引く草の姿が確認できる。
草原。
空を見上げると満天の星々が目に飛び込んでくる。
月は出ていない。けれど星明かりが草を優しく…淡く照らしてくれている。
月の代わりに。見事な『星月夜』。
『キィ…』
目線を移す。
「川…?」
サラサラと耳に届いていたのは、少し先にある細長い小さな川に流れる水の音。
「………」
美柑は足を前に出し、川の方へと歩いていった。
「船…」
川に浮かんでいたのは、一層のボート。
けれど、形が……
「お月様みたい…」
まるで三日月を象った様な。
星明りで薄紫色に反射する、透明な船。
「………」
美柑の足が、ついと前に動く。
キシィと大きく傾き、揺れる船。
『パシャン』
揺れる水面。
『キィ…キイ……』
船はそのまま──美柑を乗せたまま、水面を下っていった。
もう、どれくらい乗っているのだろう。
随分、時間が経った気がする………
それに。
何だか川を下っていると言うより、昇っている様な感覚。
美柑は、ひょいっと船から身を乗り出した。
「わあっ…!」
途端、美柑の口からあがったのは、驚きの歓声。
水……
船の底にある筈の水が無い。
瞳に映るのは、空を見上げたときと同じ。
満天の星たち。
美柑は、すっと腕を伸ばした。
「冷た…い」
手に触れた感触は、確かに水のもの。微かだが…煌き、瞬くように星々が瞬間、視界を揺らす。
そう…確かにここは川で、自分は水面を船と一緒に滑っている。だけど。
顔を上げ、周囲に視線を巡らせば、どこまでも続く星たち。草は、いつのまにかその姿を掻き消してしまっている。
それに。やっぱり上に昇っている感覚。まるで、夜空の天の川を、この『月の船』で駆け上っていっている様な……
「──?」
と、目に飛び込んだ、淡い…ブルーの光。
「あれは…?」
遠方にあるそれを、目を凝らして見る。
船が進むにつれ、段々と大きく…ハッキリしていく象。
「!!」
船が、止まる。
「…え……」
美柑の目が大きく見開く。
視界の先にあるもの……それは。
「扉…?」
無数の星座が煌くその先に。開かれた扉。
そして、更にその先にあるのは………
「地球…?」
美柑の口からポツリと零れ落ちた言葉が、
『シャラン…』と音を立てて星の水面に落ちる。
「──!?」
不意に。
目線を手元に移した美柑の顔がハッと。
異変に気づいた色に変わった。
「光ってる……」
周囲の星の光を集めたように。
淡く…
キラキラと光り輝いている、『月の船』。
「あ…!」
再び、何かを思い出したように、美柑の口から上がった声。
(まさか──)
これは……
(『星の方舟』……?)
だとしたら……
美柑は顔を前方へと戻した。
(あれは…)
まさか──
(『天星小輪(スターフェリー)』……?)
目の前にあるものが、もし本当にそうだとしたら……
「──っ!」
美柑の意思に呼応するように、船が動き出す。
目指すは、あの扉。
この船が本当に『星の方舟』で。あの扉が『天星小輪』だとしたら。
(そしたら……)
多分。きっと。
船のスピードが増していく。
『星の方舟よ』
それは、小さな頃に何処かで見た本。
『どうか私を』
なぜか…頭から離れなかった台詞。
理由なんて分からない。
けれど…
この船が本当に『星の方舟』で。
あの扉が『天星小輪』だとしたら。
『未来へ連れてって…!!』
願う様に心の中で言い放った、最後の『呪文』。
同時に更に船のスピードが増し、目の前の扉へ一直線に進んでいく。
…だけど。
『ガクン』
美柑の身体を襲った衝撃。
「ほえ!?」
ぐらり…と視界が揺れ、そのまま身体が船の外に放り出される。
スピードが増したため、扉の前にある星座の一つに、
避けきれずにぶつかってしまったのだ。
堕・ち・る───…
咄嗟に腕を伸ばしたけれど、手は空しく空を掴み、美柑の身体は星の海の中に落ちていく。
(…え?)
その刻、チラリと扉の向こうに見えた影。
よくは看えなかったけれど…
(わたし…?)
少し成長した自分が倖せそうに微笑んでいた。
そして、その隣にいた、微笑を携えていた優しそうな人。
あの、人…あの人は……
そう、知っている。同じように成長していたけれど…多分。
(リト……?)
もう、一人。
わたしとリトが笑顔を向けていた、小さな影。
あれは……あれは、もしかして。
(まさか……)
わたし達の、あ───…



―――――――――



ふわっ…と柔らかな風に揺れたカーテン。
パラリ、と机の上に置かれてあった1冊の本のページが1枚、捲られる。
それは、美柑が寝る直前まで読んでいた、ザビビの支配者・嵐山から貸してもらった本。
まだ途中だが…どうにも瞼が重くなってきてしまったので、
残りは明日読もうと、そのまま──ページを開いたまま、
ベッドへと潜り込んでしまったのだ。
本の中で目を引いた台詞の一部を思い出しながら…目を閉じる。
それは、まるで『呪文』のような言葉で……
(もし…未来が覗けるのなら)
確かめてみたいことがあるな、と思いを馳せつつ……
すうっと。
美柑は意識を手放した。
カーテンの隙間から差し込む星明りが、美柑を優しく照らす中………

処女w

2010/01/08(Fri) 22:30 Category: その他
処女が赦されるのは、せいぜい14歳迄でしょう。

それを超えてしまうと、最悪の場合、一生そのままの可能性が出て来ます。
私の機嫌を損ねたりすると、もっと最悪な目に遭いますが。

幼い内に1度以上はセックスを経験しておくべきです。

男性の、特に私のモノを狂った様に求め、
性に溺れていく少女達…………。

それが、私達に必要な究極の愛なのでしょう。


さあ、皆さん急ぎましょう。


こうしていく内に【最悪】の事態が発生する確率が上昇していますよ。

所謂【手遅れ】になっていない娘達への協力を
一切惜しむ事は無いです。
義理の妹からの報告です。


これは破局させるしか無いでしょう。
相手の目星もついていますから。


ザビビの頂点に立ってから平和過ぎる日々が続いたので、
ちょうど良い退屈凌ぎになりますし、

それに【電子掲示板のカリスマ】の異名を持つ私の誇りも掛かってますしね。


私は、【平和な世界】と それを唱える人間が
ボールペンを頭部にメッタ刺ししたくなる程嫌いなので、
きっと楽しい暇潰しになるでしょう。



今から凄く楽しみです。
小学生とのセックスがどうとか、誰が誰に感化されたとか、
意味不明な事を言って毎日発狂しています。


一体何がしたいのか、全く理解出来ません。


一昨年暮れに退廃した賭け――――――
その借りを返す千載一遇の機会が訪れました。

なので、あの無職の相手をしている時間は正直言って存在しないのです。



もう………私の邪魔はして頂きたくないですね。




これ以上、訳の理解らない事を喚き続けるのなら、
正当防衛で無力化させる事も考えさせて頂きます。



忠告しましたからね、大佐。



以上です。

焦りました★

2010/01/01(Fri) 16:33 Category: THE不毛
いつも使用しているPCの液晶画面が起動時から暗くなってしまったんですよ。

再起動したら元通りになりましたが。



一時的なものなので 取り合えず放っておきます。




いずれにせよ、自分のPCで良かったですね。
これが嫁のだったら発覚時に下手をしたら命を堕としていたかも分かりませんでしたし。


皆さんもお困りになるでしょう?


円でもザでも
実質人気#1の随筆ですからね、これは。
次のページ << >> 前のページ